ライン河とその支流
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写真: Philipp Schiwek |
ライン河 - 全長1,320 kmのライン河はヨーロッパで最も大きい川のひとつであり、最も重要な水路のひとつでもあります。スイスアルプス中央部の氷河に源を発した流れは、リヒテンシュタインとオーストリアとの国境に沿ってボーデン湖に注ぎ込み、スイスとドイツの国境を西に流れてバーゼルに達します。
ライン河はそこから北上して、カールスルーエまでドイツとフランスの国境線となってから、ドイツ領域に入ります。その後、マンハイムでネッカー川と合 流し、マインツでマイン川と合流し、さらにビンゲンでナーエ川とも合流してからコプレンツでモーゼル川と合流し、デュイスブルクでルール川と合流します。
5ヵ国、リヒテンシュタイン、オーストリア、スイス、フランス、ドイツを流れ流れたライン河は、最終的に6ヵ国目、オランダのロッテルダムで北海へ注ぎ込みます。
ビンゲンとコブレンツの間の比較的短いライン流域は、歴史上、数多くの戦場となりました。紀元前 53年のシーザーの遠征に始まって、1945年にアメリカ軍がレマーゲン鉄橋を渡って侵攻してくるまでの間にも、例えば30年戦争では、北からスエーデン軍、南からスペ イン軍、西からフランス軍が侵入し、領主の城塞を攻撃しました。その結果、ライン河のほとりに点在していた40以上の城塞はほとんどが破壊されてしま いましたが、1800年代後半から、廃墟の土台の上に城の再建が始まり、伝説が生まれ、歌が作られ、そして「ロマンチック・ライン」が誕生して、今日 まで受け継がれています。
美しい城の他にも、ラインの両側には世界で最も有名なワインが作られるブドウ畑が広がっています。アルザス、プファルツ、ラインヘッセン、ラインガウといった地方では、ワインの高い品質と生産量が集中しています。
ルール川 ― ライ ン河の支流のひとつであるルール川は、丘陵地帯ザウアーランドにあるウィンタースポーツが盛んな町、ヴィンターベルクに端を発します。もちろん交通水路としても重要でしたが、 それよりも、ルール川がヨーロッパ最大の重工業中心地を通って流れているので、この地方はルール工業地帯と呼ばれています。
ルール川は多くの湖や5つの貯水池ともつながっていて、人口密度の高い近隣の大都市群にレクリエーションの場や飲料水を提供しているほか、広い野鳥保護地域にもなっています。
デュッセル川 - 全長46 kmのデュッセル川は先史時代にネアンデルタール渓谷を形成し、ここは1856年に発見されて以来長い間、現代人の起源との関連が考えられていた、有名なネアンデルタール人発祥の地です。またデュッセルドルフという名前は、デュッセル川のほとりの村という意味です。
