兄弟愛(Brethren)

Brethren or Brotherly Love

写真:aboutpixel
文:ギャリー・グリーン
キーワード:兄弟愛(brethren)

最近空港の出発ロビーのゲートの椅子に座っていたとき他の乗客の人々の表情をちらっと見ました。確かに現地時間で午前7時、ドイツ時間では午前4時でした。澄んだ青い空で太陽が輝いていましたが、ほとんどのドイツ人が浮かべていた表情は別の話を物語っていました。

ひょっとしたらそんなに朝早く出発しなければならないので疲れていたのでしょうか?たぶんそうでしょう。ひょっとするとこの長時間のフライトに希望の座席が取れなかった人が多少いたのでしょうか?たぶんそうでしょう。それとももしかするとこの小さな楽園から離れたくないのでしょうか?ひょっとしたらそうかもしれません。

しかし私はヒースロー、JFK、ヘルシンキなど寒い国の空の下でもこのような表情を見てきました。それでは幸福感の欠如がさらに根深くなったとしたらどうしますか?そこに留まりたいという願いが実際には帰国したくないという願いだったとしたらどうしますか?ドイツ人が特にドイツを好きでなかったとしたらどうしますか?あえて言えばドイツ人が自分の兄弟である他のドイツ人を好きでなかったとしたらどうしますか?

ドイツに来たとき外国人が受ける最大の印象は笑顔のなさと通りでの無関心さです。なぜでしょうか?

ドイツに30年間住みここが自分の国だと言っている者として私は、他人に対して内在する不信がこのような印象を与えているのかどうか疑っています。それともこれは誰かが責任を取るまで待っている場合だけなのでしょうか?それともその両方でしょうか?

サッカー・ワールドカップをここで見た人々はまったく違ったドイツを目にしました。遠くでテレビで見た人々は非常に友好的で人情に厚い国と国民の画像を目にしました。一人一人は遠慮がちですが社会の大きな感情の爆発を持ったたくましい精神があらわれるようです。この地域のカーニバルの時期も同様の雰囲気になります。

しかし現在ドイツ人はあまり幸せではありません。ドイツ政府の長期間にわたる事実否定により財政は混乱に陥っています。また社会状態に我慢することができるかという疑問への国民のたゆまない拒絶によりケインズ経済学の政策が存続しつづけています。

多くの人がもっと最近になって現実に対してショックを受けた後、さらに何年も生活水準や自尊心の低下に直面しています。現在の経済の小規模な方向転換にもかかわらずドイツの方法は欠陥があることが証明されています。現在、こうむった不幸に対する非難を加える追求は前向きなことを取り巻く感情と同じくらい強いものです。

この文化的生活で自己省察は今までどおり続きます。それを忘れないようにしましょう。でも私たちがここですばらしく平和な社会で暮らせるのは、無政府主義の傾向が極端に低いおかげでもあります。

一般的に緩和しつつある継続を引き起こすために行動を起こすクリンスマン(Klinsmann)やベッケンバウアー(Beckenbauer)のような人物を待っていますか?何か申し出がありますか?本物のドイツの能力がもたらす全国的な安らぎをただ想像してみてください。

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